一般的に、オリーブオイルの産地と言えば、イタリア、スペイン、ギリシャなどの地中海沿岸諸国があげられる。しかし近年、オーストラリアの広大な自然で作られる、品質の高いオーストラリア産オリーブオイルが世界中で高く評価されている。
オーストラリアにオリーブが持ち込まれ始めたのは、1800年代。その後、本格的に栽培が始まったのは1900年代後半。特にオーストラリア南部は、オリーブの栽培に適した地中海性気候であり、世界最高水準のオリーブオイルの産地として世界中で認められている。
北半球の地中海沿岸諸国でのオリーブの収穫・搾油の時期は、9月~12月頃。一方、気候が逆になる南半球のオーストラリアでは、4月~7月頃。北半球の国々とは真逆の時期に搾りたてのオリーブオイルを世界中に出荷できるオーストラリアは重要な生産地である。搾りたてが最も新鮮な味わい、香りを持っているため、日本の4月~7月頃は、オーストラリア産オリーブオイルの旬と言える。
品質・安全管理を官民一体で取り組むオーストラリア。 世界最高水準の管理システムを整備し、その徹底した運用によってオリーブオイルは生産される。世界で最も厳しい品質基準をクリアしたオリーブオイルの産地としても世界中で認められている。
鮮度と品質を確保するために、オリーブは、栽培から収穫、プレスに至るまでの生産過程の一つ一つを現地で管理。オリーブは採取されてからわずか数時間以内に搾られ、“世界最高水準のエクストラバージンオリーブオイル”が生産される。